not too late

音楽と本と映画と日々⑅︎◡̈︎*

ウサギとカメ(斉藤和義)

豪雪が災害の記録をぬりかえる。寒波も、実は温暖化の仕業らしい。

奄美大島で115年振りに雪が降ったニュースを見たのは7年前だった。あれから何か変わったのかな。

 

コロナ前のライブで、斉藤和義が客席に「リクエストありませんかー」と訊いてくれた。

「うしゃぎとかめ!」まだはっきりと聞き取れない幼子の声が響く。「え?なに?」「うしゃぎとかめ!うしゃぎとかめ!」あんまり可愛くて皆が笑った。そして、『ウサギとカメ』のイントロが始まる。

 

移り変わりの激しいこの世の中
目指しているゴールは誰も知らないまま
息を切らしてボクが辿り着く頃
沖縄に白い雪…

 

沖縄に雪が降る前に、止めなければいけないものがあった。
保護しなければならない命もある。

 

言いたいことも言えないこの世の中
小さな声は今日も届かないまま
息を切らしてボクが辿り着く頃
札幌に椰子の木…

 

同じ地球上でヤワなリーダー達が奪い合い威張りあっている間も、今日を堪えて歯を食いしばって生きている人がたくさんいる。私だってこの先は不安だらけだ。

 

ほんのちょっと前までパソコンもケータイもなかった
でもなんの不自由もなくて笑っていたんだ

 

うしゃぎとかめ!と叫んだあの子は今何才になっているだろう。まだこの曲が好きかしら。
貴女が大人になって歌詞の意味がわかった時、そんな危険な時代もあったんだと過去の話になっていれば良いけれど。

 

どうか、世の中から、子供たちのあどけない笑い声が失くなりませんよう。未来という言葉に希望が持てますよう。

大人の私たちが出来ることを、日々探していたいね。

 

https://m.youtube.com/watch?v=0xqcckXk8xA

 

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