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桑田佳祐「静かな春の戯れ ~Live in Blue Note Tokyo~」

コロナ禍で、アーティストのLIVE自粛や延期が続いている。

そんな中、無観客のブルーノート東京で開催された桑田佳祐ソロライブ配信を観た。

ライブが始まる前に、ファンがSNSで一曲めの予想をしていた。

そうなのよね。一曲めって、私にとっても本当に興味があるし楽しみ。

娘と二人で、あれじゃない?これかもよ。それは無いよね〜なんて話していた。

 

そして、なんと。やられてしまった。

 

前回の年越し無観客ライブは、お祭り騒ぎにちょっと疲れてしまう。鬱々とした世の中で、夫々が抱える日々の不安や辛抱を吹き飛ばしてあげようと無理をして頑張っているように見えてしまう。

それは、私の偏見だろうけど、余計に淋しさが増してしまった。

 

そろそろ、しっとりとした、染み入るようなライブも良いんじゃないかしらと感じていた矢先だったので、今回のブルーノートライブは大満足をいただいた。

 

カバー曲も良かったし、オリジナルも選曲がありきたりではなかった。

メンバーもさることながら、静かに、楽しそうに、寄り添い抱きしめるようなステージだった。

娘は知らない曲が多くて、いつものライブの方が好きだと言ってたから、それぞれの好みだね。

 

ブルーノートは皆の憧れ。

古くからのジャズを知り尽くした人は桑田佳祐を受け入れられるのかわからないけど、昔からのファンにとっては、どんどん凄い人になっていく。

ほんとはこんなにオトコマエなのね。

なんて、拍手したい気持ち。

 

 

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