サザンオールスターズのライブチケットをエントリーして、結果待ちの日々。
車の中で『第二回ひとり紅白歌合戦』のDVDを観ている。
ひとり紅白歌合戦は、桑田佳祐がAAAのため開催しているライブで、昨年第三回で最後となった。昭和歌謡を中心に最近の曲までを55曲すべて一人で歌っている。
これを聴くと、ほとんどの曲が歌えてしまう。
そして車から降りても、その日の夜まで翌日の朝まで懐かしい曲が頭の中を流れる。
昨日は中村晃子の『虹色の湖』を口遊み、一昨日は由紀さおりの『手紙』、オックスの『スワンの涙』、風の『22才の別れ』、坂本九、沢田研二、中島みゆき、槇原敬之、aiko…
助手席に乗った同い年の友人が、あー桑田佳祐だ、今また昭和歌謡がブームらしいねと話したけれどあまり興味は無さそう。
私みたいに一緒に歌ったりしない。
そう言えば、原坊(原由子)が子どもの頃、実家の天ぷら屋さんの二階で一人、ずっと歌謡曲を歌っていたと聞いたことがある。
私も子どもの頃、母の小料理屋の二階で一人、ずっと歌謡曲を歌っていた。ときにはいしだあゆみになり、時には奥村チヨになりきり。
そんな子供時代も影響されているのかもしれない。
今朝も桑田さんの昭和なダンスを真似ながら、
しーんでもあなたと暮らしていたいと…
なんて口遊んでいる。
昔が良かったなんて言わない。
美しい思い出ばかりじゃあない。
でも、良い曲はたくさんあったよね。