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サヨナラ、学校化社会 (上野千鶴子)

もう二十五年間同じ仕事をしているけれど、やりながらいつも疑問ばかり感じている。

仕事の時の自分の言動が、自分の考え方に合っていないのがわかる。

それでも、決められた社会のルールに乗らなければ仕事の目的が果たせないので、違和感との折り合いをつけながらやっている。

 

大学を卒業する前、高校の恩師に「うちの高校で働く気があれば来てもいいよ」と言われたことがある。

恩も顧みず、すぐにお断りしてしまった。

 

学校という社会の中で、私は決して仕事が出来ないとわかっていたので、一般企業に就職をした。

だけど、その一般企業でも、私は違和感ばかり感じていた。

早くに会社に見切りをつけ、ちょっとしたことがキッカケで今の仕事を一人で細々と続けている。

 

雑誌に紹介されていた上野千鶴子さんの『サヨナラ、学校化社会』というタイトルを見つけたとき、ここに答えがあるような気がしてすぐに注文した。

 

読んでみて、答えは見つかった。

そして、方法もいくつか教わることができた。

でも、私の力で何も変えることは出来ない。

 

出来るのは、数字だけで判断しないように。

好き嫌いで分けないように。

アタマが良いとか悪いとか、そんな言葉はこの世に存在しない。

皆んな、宝物だからね。

 

 

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