少しずつ気温が下がっていく。
あんなに暑かった日々が嘘のように、長袖を着て靴下を履く。
きっともうすぐ、木々は紅葉して渡り鳥もやってくる。
そんな季節になると、山下達郎が聴きたくなる。
たくさんの曲があるけれど、『世界の果てまで』が一番好き。
これを聴くと、ああ冬が来るんだなぁと思う。
寒い季節にはあたたかいものが恋しくなる。
食べ物なら、鍋とかシチューとか。洋服なら、ウールやファー。
そして、人恋しくなるのもこの季節。
どうして こんなに せつない気持ちにさせるのあなたは…
せつないのは苦しいけど、やっぱりせつなさを忘れたら人はトゲトゲするような気がする。せつない気持ちが無くなったときが、恋も消滅するとき。
月を仰いだり、風を聞いたり、夕陽を見たり、自分を抱きしめたり、誰かに抱きしめてほしかったり。
そんな想いを胸に、日々を過ごす。
季節は必ず変わるよ 気付かぬほどに少しずつ…
あたたかい想いが、届きますように。