music
五月が来るたび思い出す映画がある。 それは遠いとおい昔に観た『小さな恋のメロディー』 そして、その映画を思い出すたび聞きたくなるビー・ジーズの『メロディ・フェア』 1971年の上映だから、知る人もあまりいなくなったかもしれない。 父と二人で映画館…
何処にいても、聞こえてくる音楽をアプリで認識できるのはありがたい。 いいなと思ったら、すぐにタイトルとアーティストがわかる。 つい先日も、それでこの曲を知った。 今日は朝から雨。 皆が出払って一人コーヒーを淹れて、Zac Brown Band を聴く。 色ん…
ライブに行く前に、斉藤和義19枚目のオリジナルアルバム『Toys Blood Music 』を聴いた。 やっぱり好き。ますます良い。 今までのアルバムも好きだけど、どんどん良くなる気がする。 たとえば、自分にしっくりくる下着があるとする。肌のように馴染み動くそ…
最近また、このアルバムが聴きたくなって。 と言うより、大滝詠一の声が聴きたくなって。 よく見ると2016年3月21日のリリース。ああ、ちょうど今くらいの季節だったんだと納得する。陽光とか風とか空の色とか、そういうもので、同じ頃聴いていたアルバムを思…
春が少しずつ近づくと、なんだかスピッツが聴きたくなる。 『春の歌』や『チェリー』はもちろん、『ロビンソン』『渚』… 『青い車』『ホタル』『水色の街』…それぞれの曲に季節があって、想い出がある。 そして、最近、よく口遊む『みなと』。 もう会えなく…
ちょうど二年前の今頃、仕事で嬉しいことがあって、つい人に話したら 「すごいですね」 なんて言われ、結局自慢話になってしまい後悔したことがある。 その時、ふと、斉藤和義の『ひまわりの夢』を聴きたくなってyoutubeを探したら、このMVが出てきた。 後悔…
近くで昼食を済ませようと辺りを探したら、ファミレスとモスバーガーがあった。どちらにしようか迷って、駐車場が空いているモスバーガーに決めた。 店内に入って意外だったのは、お客さんが皆んな大人お一人さま。静かにお昼を過ごしている。私も席に座り、…
斉藤和義の『紅盤』には、カヴァー曲も多い。 南佳孝の「スローなブギにしてくれ」には私的な思い出がある。 「キャンディ」は、松本隆の歌詞にため息が漏れる。そのきっかけで、原田真二の最近のアルバムを聴いてみると、当時には気づかなかった魅力を感じ…
りりィを初めて聴いたのは、まだ小学生の時。家庭教師のお兄ちゃんの車の中だった。 当時、母は路地裏で小料理屋をやっていた。お酒と料理の小さなお店で、其処へ通っていた大学生の一人が、私の家庭教師だった。 後に聞いた話では、学生達は皆んなお金が無…
雑誌に紹介されていたアルバムのジャケットに一目惚れ。すぐにAmazonで注文した。そして、四週間が過ぎて…もしかしたら騙されちゃった?と不安になった頃、ようやく届いた。 すぐに聴いてみると、予想どおりの素敵な音楽。それから、このアーティストは何処…
平日のお休みを週に一度取るようにしている。その日は出来るだけ用事を早く済ませ、人に会ったり、一人でいろいろなものを見たり聴いたり食べたりする。 本当はラーメンを食べたいけど、一人でラーメン屋さんは憚られる。頑張っている男性達の僅かな休憩を、…
斉藤和義のアルバム『45STONES』のdisc2が好きで、よく聴いている。 そのうち、弾き語りの10曲は、東日本大震災支援USTREAMチャリティライブ「空には星が綺麗」の音源だそうだ。自分の好きな曲が連なっているし、何より、熱い気持ちが伝わる。 中でも、「ず…
先日、初めて入った雑貨屋で、リンダ・ロンシュタットのアルバムが流れていた。 思わず、スタッフさん達の顔を見渡してしまったけれど、みんな若い。BGMアプリなのか誰かの選曲なのかわからないけれど、ちょっと嬉しくなった。 そういう自分も、このアルバム…
Every day I listen to my heart 一人じゃない… 夜、時間が空いたので、桑田佳祐の『ひとり紅白』DVDを観る。懐かしい曲がたくさんで、なんとなく気持ちが和む。 中でも『Jupiter』は秀逸。このDVDで聴いて、改めてその曲の良さが沁みた。 そして、平原綾香…
父の入院中、叔父が急逝した。 母と叔母が姉妹なので、父と叔父に血縁は無いけれど、二人は元々同級生の友人同士。 父の肺炎は増悪傾向。まさか、二人で逝くのかと、ちょっと驚いた。 仕事もちょうど多い時で、良くないことは重なる。 それでも、合間を縫っ…
午後7時過ぎ、横浜に向かう電車は満員。もう入れないだろう車両に、どんどん人が飛び込んでくる。四角い箱にぎゅうぎゅうに詰め込まれた人間が、同じリズムで揺れる。右後ろから、頭も脇も脚まで誰かの体がくっ付いている。人と人ってこんなにピッタリ重なる…
タイトルのホトトギスは、鳥ではなく草の名前だそうだ。 最近は、道ならぬ恋を見つけると叩き出して市中引き回しの刑にする風潮がある。皆んなで目くじらを立てて責め上げる。確かにいけないことではあるけれど、既婚でも未婚でも、ベッドを共にするのは「か…
ボブ・ディランの『fallen angels』を聴いていると、何故だか懐かしさを覚える。たとえば「Skylark」などは、1942年の曲。親の親の世代だろうか。それが、今も演奏され続け、歌い継がれているのだから素晴らしい。 ジャズスタンダードナンバーと呼ばれる曲は…
朝、台所で『a love song』を聴きながら、じゅうぶん大人になった娘のお弁当を作る。 週末には、もう一人の娘家族がやってきて、大量の夕飯を作る。 時には地域のボランティアにも参加して、先輩女性のご指導を仰ぐ。 慣れない決め事に戸惑い、息子ほどの営…
人は本来孤独だというけれど、さいきん感じるそれは、若い頃のものとは少し違っている。一人で何処にでも行けるし、ごはんも食べられる。一人で仕事もするし、買い物もするし、夕焼けも見る。 もちろん誰かとお喋りもして、食べたり飲んだり、笑い合う時間を…