not too late

音楽と本と映画と日々⑅︎◡̈︎*

ボヘミアン・ラプソディ

昨年末、友人に誘われて、映画『ボヘミアン・ラプソディ』を観た。

そのとき彼女はすでに2度目で、翌週また一人で3度目を観に劇場へ出かけたらしい。

実を言えば、私はクイーンをあまり聴いたことがなかった。だから、クイーンへの愛着とか曲の知識も無くこの映画に出会った。

ラスト場面で隣の席の友人は泣いていたけれど、私はよくわからないままで、ロジャー・テイラーを演じたベン・ハーディが素敵だなぁ…とか考えていた。

 

それが、三日過ぎ、一週間過ぎ、半月経ち、頭の中で色んな場面や台詞や曲が蘇ってくる。

フレディの孤独が、少しずつ自分の中で反芻される。

あの場面の揺るぎない言動、社会的な偏見の中で生きる苦しみ、ルームランプの点滅、雨の中の勇気ある優しさ、どんな彼であっても受け入れる繋がり、家族とは血縁だけではないんだという認識…。

 

あの映画の中には、いろんなことが詰まっている。

それは、現代の社会の中で生きていくことにも結びつく。

もし、どこかの劇場で再び公開されたらもう一度観に行きたいなと、今さら思っている。

 

 

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