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心に響く言葉、との出合い

好きな雑誌の一つ、&Premium の4月号は『心に響く言葉、との出合い』。

買って帰ってテーブルに置いていたら、娘が見つけて開いていた。

「おかあさん、こういうの、好きよねー」

と、笑う。

そうかもしれない。

 

言葉に心打たれたり、言葉で突然泣けたり、言葉に慰められたり、言葉で前を向けたりする。

ドキっとしたり、ああああと感心したり、うえええと苦しくなったり、ふわああと気持ちが溶けたりする。

 

若い頃、心に響いた言葉は

"やさしくね やさしくね やさしいことは強いこと"

根が優しくないので、優しくあるってどんなことなんだろうと探していたとき出合えた。

 

最近、心に響いた言葉は

"人の一生の最後に残るものは、集めたものではなく与えたものである"

父母の家を片付けて、父母を見送り、自分にもいずれ終わりが来ることをしっかり感じた。

それから、自分はどんな風に逝きたいのかを自然に考えるようになった。

何も持たずに、置かずに逝けたらなぁ…目に見えないものをあげられたらなぁ…そんな願いにピッタリな言葉。

 

この雑誌の中にも、心に響く言葉をいくつか見つけた。

作家の西加奈子さんの

"もの喜びしなさい。"

も、良い。おばあちゃんからお母さんへ、お母さんから加奈子さんへ受け継がれてきた言葉というのが、尚良い。

 

自分の内面にストンと入ってくる言葉というのは、生きてきた中でもう見つけているんだけど文字に出来ていなかった確信。じゃないかと思う。

それを、改めて文字に、リズムに、音にして、全身にピッタリ馴染む。

 

世の中、たっくさんの言葉が溢れている。

その中から、その時の気持ちに沿ったものに出合うのはとても嬉しい。

あなたの心に響く言葉も、おしえてほしいな。

 

 

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