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頭に来てもアホとは戦うな!( 田村耕太郎)

本屋でこのタイトルを見つけ、仕事の人間関係で悩んでいる娘に教えようと思った。その娘が、家に帰るなりこの本を話題にした。
それならばと、後日、本屋に寄り買って帰った。

著者の田村耕太郎は、日本戦略情報支援機構代表取締役。前回参議院議員で、内閣府大臣政務官をつとめている。

だから、政界や会社内での足の引っ張り合いなど、娘の職場どころではない。

むかし、衣料メーカーに勤めていた頃の男性達の蹴落とし合いを思い出した。彼らは、こんな汚い争いをして、何を得ようとしているのだろうと思った。上司からは、誰かがわかってくれるなんて考えるなと忠告されていた。優しい人達はみんな辞めていく。私には、何が日本経済を作っているのかわからなかった。

本の内容は、ちっとも難しくない。終始スッキリしてわかりやすい。
アホと戦うのは人生の無駄だと言い切る。だからって負けたままでいなさいとは書いていない。不戦で相手を自分のために利用する方法まで指南してある。
スーパーマン水戸黄門も助けに来てはくれない現実の中で、アホとではなく自分と戦え!と鼓舞してくれる。

いま、私は自分一人で仕事をしている。人と接する仕事なので色々考えさせられる。
娘は目次だけで、倒れるほど納得していた。

アホという言葉はインパクトが強いけれど、この本はたくさん売れているそうだ。

皆にそれぞれのアホがいるということは、もしかすると私達も誰かにとってのアホだったりするかもね、と娘と苦笑いをした。

 

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