いつの時代から「正直」だけで生きていけなくなったのだろう。
利便性のある嘘は、暗黙の了解で世の中にたくさんある。
建前の決め事は、守られるために作られていない。
見えないフリ。聞こえないフリ。
強いものには巻かれるか吠え返すか。
弱いものには関わらないのか関われないのか。
正直者は馬鹿を見るけれど、馬鹿正直に突き進むのも人を困らせたりする。
とかくに人の世は住みにくいなぁと、何かにぶつかったとき感じる。
たまに、とても優しい人がいる。
優しい言葉を当たり前のように人にかけられる。
望んでないことを突然されても、あら良かったねぇとか、わぁ素敵ねぇと言える。
私は素直じゃないので、そんなことが言えなくて自分がめんどくさくなる。
そんなとき、この曲を思い出してみる。
綺麗事を言っているのでなく、説教じみてなく、ただあるがままを書いている。
早川義夫は、先に本を読んで、それから音楽を聴いた。
アマタがこんがらがったとき、そのモヤモヤがすーっと消える。
いい人はいいね 素直でいいね
キレイと思う心がキレイなのさ…
だからって、いい人にはなれないんだけどね。