not too late

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おしゃれな女( Sight of my court) (原由子)

原由子のオリジナルアルバムは6枚。だと思う。

その中で、一番好きな曲を敢えて挙げるなら『おしゃれな女』かなと…。

『しっかり John-G』も、『花咲く旅路』も、『ヨコハマ・モガ』も『My Baby Shine on Me』も大好きなんだけど、やっぱり『おしゃれな女』がいい。

 

女ごころを見事に表している詞を、ジャズのメロディーに乗せて、せつなく歌う。

なのにちっともいやらしくならないのは、原由子の声だからだろう。

そして、この曲の作詞作曲は斉藤誠。ライブでは桑田さんに"チェリーボーイ"と揶揄われているけど、こんな詞が書けるチェリーボーイがいるはずない。笑

 

  甘い言葉一つかけてくれないのね…

 

先日読んだブログに

「1+1は2」そんなわかりきったことを男は口に出して説明しないけど、口に出して「1+1は2」と説明してほしいのが女。
だから男は「そんなわかりきったこと」を、女性にきちんと口に出して伝えなければいけない。

と、書かれていた。

私の勘違いでなければ、「わかりきったこと」が「甘い言葉」なのかな。

 

「四六時中も好きと言って」は、桑田さんが男目線で書いたのか女目線なのか。

四六時中じゃウソに聞こえるけど、男だって女だって、好きな人からたまに聞きたいよね。

そんな希少な甘い言葉を、女はたいせつにたいせつに重ねて仕舞っている。

そして、生涯の終わりにそれらを取り出し一つひとつ眺めて、ありがとうと言えるのは幸せ。

 

 

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