斉藤和義はなぜカッコいいんだろう、と改めて思う。
色んな"カッコいい"があるんだけど、この人の不思議。
一昨年のライブは弾き語り。昨年はバンド。そして今年は弾き語り。
その間に、中村達也とのユニットMANNISH BOYS の活動。
ドラマの主題歌、映画の主題歌、東京スカパラとライブ…
なのに、地方の小さな会場を忘れない。
そして、「なんか毎年来てるよねぇ…好きなんだよね…ここ」とポソリと言う。
ヘアスタイルもいい。
娘に言わせると、あの髪はNGらしい。世代の違いなのか、好みの違いなのか。
何よりギターが良い。専門的なことはわからないけど、聴き惚れる。
弾き語りのライブはステージにひとり。たくさんのギターを並べている。
それら一つひとつの名前を知りたいな。
名前というのか銘柄というのか分からないけれど、確かに、それぞれのギターは、音の湿度や温度、繊細さや太さ、響き方も異なっていて興味深い。
そして声が良い。甘いのに力強く、せつないのに冷たい。
私的には、静かに聴ける弾き語りライブが好きなので今年は嬉しかった。
堪能した。
この町の会場はかなり古く、数年先には移転して新しくなる。
どんどんメジャーになって忙しくなって、小さな会場に来なくなったアーティストも多い。
出来るなら、これからも彼のギターと声を近くで聴けますように。