not too late

音楽と本と映画と日々⑅︎◡̈︎*

スピーチバルーン (大瀧詠一)

雨を降らせながら、春が近づいてくる。

ゆっくりと嬉しそうに、花がほころび鳥が囀る。

 

  細いかげは人文字…

 

ほんわりと白い陽光の中を運転しながら、大瀧詠一の『スピーチバルーン』を口遊む。

 

  君は春の客船 冬の港見てるだけ…

 

言いそびれた白抜きの言葉が、人生にはいくつかある。

なぜあの時言えなかったんだろう、言わなかったんだろうってこと。

少しの後悔も相俟って何かの折に思い出すことがある。

もう二度と言えない人だったら、そんな時、ちょっと泣きそうになるね。

 

仕事が一区切りするのも今の季節。

小さな日々は364苦しくて、1嬉しい。

そんな一日が364をすべて消してくれる。

だけど、その一日が確実ではないから、たくさん力を注いで力をもらう。

 

今年はいつになく連休も取れそう。

のんびりと、春の海でも見に行こうかしら。

 

 

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