not too late

音楽と本と映画と日々⑅︎◡̈︎*

ブエナ・ビスタ・ソシアル・クラブ☆アディオス

前作から、もう18年も経っていたんだ。

二作目で最後の作品になるらしい『ブエナ・ビスタ・ソシアル・クラブ☆アディオス』を、ようやく観ることができた。

 

キューバの歴史、自然、音楽。

イブライム・フェレールオマーラ・ポルトゥオンドコンパイ・セグンド、ルベーン・ゴンサーレス…高齢のミュージシャン達の演奏、声、懐深さ、揺るぎなさ。

人生とか、苦悩とか、愛とかをもう一度見つめたくなる素敵なドキュメンタリー。

 

産まれた場所も、環境も、年代もそれぞれ異なる私達が、抗えない中でどう生きるのか。幸せとか不幸とかの言葉で分けられないアディオス。

その答えは、この映画の中の彼らの顔に書かれているような気がした。

 

たまたま、この日、友人からランチに誘われた。

実はこういう映画を観に行くつもりなんだけど、良ければ一緒にどう?と誘ってみた。

音楽や映画には興味の無い彼女が、珍しく乗り気になって二人で観た。

観終わって外に出て信号を待っていたら、友人が

「あんな人生も良いなと思った」

と、ポツリ。

 

何にしても、映画のラストからエンディングまで、立ち上がって踊りたかった。

なぜ皆んな、座っていられるのか不思議だった。

次回、DVDで観るときは、ひとりでいっぱい踊ろうと思う。

 

 

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