たまたま娘と休日が同じになったので、二人で少し遠出をしてみた。
とは言っても、特急電車で40分。小さな町の駅に新しく出来た図書館。
狭いながらもスタバとTSUTAYAが入って居心地がいい。
カフェラテやシトラスティーをちびちび飲みながら、4時間半で4冊の本を読んだ。
幸せな時間。
自分の好みの本ばかりを3冊読了後、また館内を歩いていると、『7日間で自己肯定感をあげる方法』というタイトルが目に入った。
「敏感すぎるあなたが」という副題は他人事に感じたけれど、右下に小さく書かれた「自分さえ我慢すれば…」「自分の意見が言えない…」に思い当たり手に取った。
7日間というのは、7段階と言い換えられる。
自分を見つめることから始まり、過去の記憶を素直に取り出してその原因を知ること。今まで自分の常識で蓋をして見ないようにしていた色んな感情を紐解くと、だんだん「ああ、そうだったんだ」と腑に落ちる。
実は、八年前に母を、二ヶ月前に父を亡くしてから、なんとなく、自分の中に今までと違う感覚やものの見方が出てきて困惑していた。
悲しいとか空しいとかではなく、さて、ここからどっちへ向こうかというような感覚。
著者はフリーカウンセラーの根本裕幸さん。ご本人のプロフィールページに
人生の中でちょっと自分を見失ったとき、元気がなくなったとき、先が見えなくなったとき、幸せを感じられなくなったとき、そんな人生の一瞬に出会う存在でありたいと思います。
誰もが素晴らしいものを持っていて、他の誰でもない素敵な魅力や可能性や才能をいっぱいもっているのだけど、何かの拍子にそれが見えなくなる時があるものです。
そんな時に本来の自分を思い出し、取り戻すお手伝いをする存在でありたいと思っています。
と、書かれている。
「私は私、あなたはあなた」「これが私だから、これも私だから」
本も音楽も何も、会うべくして会うのだとつくづく感じる。
ここからまた、ゆっくりリスタートできれば嬉しい。