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フランス人が「小さなバッグ」で出かける理由(デブラ・オリヴィエ)

バッグを替えた。私の場合、バッグはブランドにこだわりが無く、一目惚れで買う。

 今回買ったものは、好きなスタイリストさんのプロデュースで、岡山の革職人さんが作ったもの。MINI BOOK BAG という名の通り、小ぶりで使い勝手良く美しい佇まいが嬉しい。

 

そんな小さなバッグを持って出かけた本屋で、『フランス人が小さなバッグで出かける理由』というタイトルを見つけ、ちょっと興味が湧いて手に取ってみた。

著者はデブラ・オリヴィエという女性。フランス人と結婚してフランス国籍を取得している。

フランス人女性とアメリカ人女性を比較しながら、フランス人女性の考え方や生き方を紹介した内容。

 

著者によると、フランス人女性は人目を気にせず自分を大切に生きる。そして、一人の男性に何もかも求めない。物事を二択で考えずグレーゾーンで居られる。

それに対して、アメリカ人女性は他人からの評価を重要視して、相手への評価は白か黒かの戦闘体勢になりがちらしい。

 

むかし、伊藤守著の『ご機嫌の法則』という本を読んだとき

  問題は解決しなければならないのだろうか

  抱えたままにしておいてはいけないのだろうか

という言葉に、ハッとさせられたことを思い出した。

一概には言えなくても、生きていく中でグレーゾーンは大切だと改めて感じる。

 

文章が長くて細かいので全部を読むのは難しい。最後に箇条書きのまとめがあるので、それを読むのも良い。

フランス人が小さなバッグで出かける理由ははっきり書かれていないけれど、誰かと比較しない自分自身を愛しめるようになれたら、バッグはだんだん小さくなるのかもしれない。

 

 

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