先日、初めて入った雑貨屋で、リンダ・ロンシュタットのアルバムが流れていた。
思わず、スタッフさん達の顔を見渡してしまったけれど、みんな若い。BGMアプリなのか誰かの選曲なのかわからないけれど、ちょっと嬉しくなった。
そういう自分も、このアルバムを知ったのは十年ほど前。キッカケは何だったか…きっと人に教えてもらったのだろう。中でも「blue bayou」が気に入って、何度も聴いた。
blue bayouは、青い入江という意味。この曲は、ロイ・オービンソンとジョー・メルスンの共作で、故郷に残してきた恋人を思う歌。一生懸命働いて、いつかブルーバイユーに戻って、恋人や友達と幸せに暮らすんだと力強く唄われる。
いつか夢を叶える。
その夢は、歳を重ねるにしたがってだんだん小さなものになる。それは、大きな夢は叶わないと諦めるからじゃなくて、小さな夢でも幸せに感じられるようになるから。
友人も少なくなって、より幸せになる。好きな人達をたいせつに慈しんで、心安らぐ。
日々考えなきゃいけないこと、やっておかなきゃいけないこと、自分を奮い立たせて頑張らなきゃいけないときがある。
それでもいつか、自分のブルーバイユーに戻れることを夢見て、今日も元気を出して働こうと思える曲。
まだまだやってないことがある。あなたにも、私にも。
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