not too late

音楽と本と映画と日々⑅︎◡̈︎*

たましいの場所 ( 早川義夫 )

何年も前、好きなブログに紹介されていたので本屋に探しに行った。
斉藤和義の絶賛帯が巻かれていて、よけいに読みたくなった。
それからずっと寝室に置いている。私は人の言動にすぐグルグル巻きになるので、そんな日はこの本を開く。

   本当のお金持ちは「僕はお金持ちです」とは、きっと言わない。本当に頭のいい人は「僕は頭がいいから」とは、まさか言わない。本当に仕事の出来る人は「その仕事は俺がやった」などと自慢しない。人に認められていれば、自ら名乗ったり訴える必要はない。

   真実は、言葉だけでは伝わらない。「愛している」と言われたから、「愛されている」と感じるのではない。「悲しい」と言えば、「悲しみ」が伝わるのではない。

   強い犬は吠えない。かっこいい人はかっこつけない。狂人が自分を狂人と思っていないように、おそらく、本当のロック歌手は、自分をロックシンガーだと少しも思っていない。

どのページを読んでも、悩んでいたことが、もうどうでもよくなってくる。
ちっちゃいことで縛られてる場合じゃないんだとリセットできる。
日々の煩雑で忘れていた、たましいの場所に戻れるのかもしれない。

表紙も良いでしょ。

 

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