タイトルのホトトギスは、鳥ではなく草の名前だそうだ。
最近は、道ならぬ恋を見つけると叩き出して市中引き回しの刑にする風潮がある。皆んなで目くじらを立てて責め上げる。
確かにいけないことではあるけれど、既婚でも未婚でも、ベッドを共にするのは「からだ目当て、思い出目当て」の場合と、「恋」の場合がある。せめて後者の時は、関係の無い人達はそっとしておいてあげても良いんじゃないかしらと…
ちょうどそんなことを感じていたので、この曲を聴いた時、ああ桑田さん流石だなぁと思った。
でも、インタヴュー記事を読んだら、
これは"意味なし歌"なんですよ。
と、書かれていた。
和のものに関して、そうした情緒もようやくわかってきて、歌詞から先に書いてみようという気持ちがあらわれて、初めての収穫になったそうだ。
意味なし歌とは、また深いなぁ。
それにしても良い歌詞だと、私は感じる。
人の心には、どうにもならないこともある。どうにもならないから苦しい。
そんなせつなさと虚しさに心乱し、最後に帰るところは、相手の幸せを願うということ。
人を責めているアナタだって、いつ落ちるかわからない。恋ってそういうものじゃないかな。