not too late

音楽と本と映画と日々⑅︎◡̈︎*

music

甘いカクテル色の空を仰げ

二十八のあいみょんの顔を見てお肌もふっくらスベスベで髪もツヤがあって瑞々しくてああ、一番キレイなときだなぁと自分の二十八の頃を思い出してみたけどいや、そうじゃないな今振り返ってみると自分が一番キレイだったのは五十だったような気がするそれな…

あなたと逢ったその日から

桑田佳祐の『やさしい夜遊び』の選曲が好き過ぎる。 日本の曲も外国の曲も、ちょうど世代が重なるのでアタマやカラダに馴染んでいるのかもしれない。世代が重なると言っても私が子どもだった頃。 母の小料理屋の有線から耳に入ってきた曲たち。一人で留守番…

Journey (桑田佳祐)

朝目覚めて動き始めると、頭の中に曲が流れる。 誰もがそうなのか、私だけなのかわからないけれど、日々異なるメロディーが流れて一緒に口遊んだりする。 一昨日の朝は少し涼しくてコオロギが鳴いていた。頭の中で突然、桑田佳祐の『Journey』が聞こえてきて…

桑田佳祐「静かな春の戯れ ~Live in Blue Note Tokyo~」

コロナ禍で、アーティストのLIVE自粛や延期が続いている。 そんな中、無観客のブルーノート東京で開催された桑田佳祐ソロライブ配信を観た。 ライブが始まる前に、ファンがSNSで一曲めの予想をしていた。 そうなのよね。一曲めって、私にとっても本当に興味…

美味しいパスタがあると聞いて(あいみょん)

世代が離れているアーティストの音楽は、なかなか聴く機会が無い。 聴こうとしないのか、聴いても響いてこないのか。 昨年だったか、あるブログで吉田拓郎のラジオ番組の記事を読んで、早速YouTubeでその番組を聞いてみた。 そこで吉田拓郎が、奥さんの森下…

サザンオールスターズ 特別ライブ 2020 「Keep Smilin' ~皆さん、ありがとうございます!!~」

デビュー42周年。 桑田さんの顔を見て、あー年取ったなぁと思った。 それは他のメンバーも。 そして、もちろん自分自身も。 そんな40年も前には、サザンは私の住む地方の町にもライブに来ていた。 それを観に行った帰りに、駅の売店で楽しそうにお土産を選ぶ…

冒険王(南佳孝)

まだまだ暑い十月。 夏の名残が消えないけれど、稲穂はちゃんと頭を垂れて風に揺れている。 秋なのかな…と思ったら、南佳孝の『冒険王』が聴きたくなる。 1984年にリリースされたアルバム。 今日は、少し遠くまで車を運転した。 一年に五回ほど通るその農道…

色づいた果実(西城秀樹)

前回の記事で、琴の話を書いたとき、それを習っていた部屋を思い出した。其処は父の部屋で、趣味のオーディオとレコードと本が綺麗に並べられていた。オーディオは良い物らしく、私は触らせてもらえなかった。それでも、父は、私が大好きだった西城秀樹のレ…

簪(桑田佳祐)

世の中を憂うほど才知は無いけれど、たまに、疲れたなぁって時がある。 からだなのか、きもちなのか、ちょっと休みたいなぁって宙を見る。 「出来ることしか出来ない」 で、通らないことが多い。 どこで線引きするのか、どこまで折衝するのか。 突っぱねたい…

元気を出して(Lisa Halim feat. Micro from DefTech)

三日後に海外旅行へ発つ娘が、大きなスーツケースに少しずつ荷物を入れている。 ふと、スマホを出して、 「これ、カバーなんだけどとてもいい曲」 と、聴かせてくれる。 Lisa Halim と、デフテックMicroの、優しい波のような歌。 涙など見せない強気なあなた…

歩いて帰ろう(斉藤和義)

今年度は、なんだか仕事時間が増えている。 それに合わせて、生活時間が不規則になっている。 そして朝起きて夜寝るまで、時計ばかり見て、時間の計算ばかりしている。 空いた時間に美容院へ行き、帰りに寄り道をした。 懐かしい大学構内を日傘をさしてユラ…

South Of The Border (南佳孝)

ようやく梅雨らしい天候になった。 降り続く雨が少しあがったら、鳥が急いて鳴き始め、蝉も負けじと音を立てる。 暦ではもう夏だけど、本格的な暑さはまだまだこれから。 夏が来る。 そう感じたら、皆それぞれに聴きたい曲を思い浮かべるんじゃないかな。 私…

夢で逢ってるから (DREAMS COME TRUE)

先日、娘と二人で鎌倉へ遊びに出かけた。 鎌倉へは、まだ三度目の初心者旅。 駅を出て大勢の観光客から離れ、以前おしえてもらった"sahan"というカフェに歩く。 外の雑踏とは別世界のゆったりとした店内で、やさしいランチをいただく。 それから江ノ電に乗り…

斉藤和義 弾き語りツアー 2019

斉藤和義はなぜカッコいいんだろう、と改めて思う。 色んな"カッコいい"があるんだけど、この人の不思議。 一昨年のライブは弾き語り。昨年はバンド。そして今年は弾き語り。 その間に、中村達也とのユニットMANNISH BOYS の活動。 ドラマの主題歌、映画の主…

サザンオールスターズLIVE TOUR 2019

8会場にエントリーしたら、1会場に当選した。 娘と同行二人片道5時間、電車に揺られ人に押され行列に並び取るもの手につかず。 漸く会場に入れたら、女子お手洗いの長い長い列。 あーもうライブはこれを最後にしようかしら…なんて弱気になる。 済ませて手を…

人にやさしく (THE BLUE HEARTS)

友達4人で食事をしていたら、一人が最近またブルーハーツを聴いてると言う。 朝の出勤時の車の中は大音量よ、と笑う。 えー。彼女がブルーハーツを聴くとは知らなかった。嬉しい。 他の二人は、キョトンとしている。ブルーハーツを知らないのだって。これも…

デ・ジャ・ヴー (南佳孝)

今年の春は、なかなか暖かくならない。 家の中では、いつまでもウールのセーターを手放せない。 桜は満開を終えてハラハラと散り始めた。家の庭も車も淡いピンク色に埋まる。 つい先日まで、なんとなく気持ちが上がらなかった。 この季節は"木の芽立ち"とか"…

Oh! クラウディア (サザンオールスターズ)

数年前までは、アイラインを引かなかった。 歳を取ると顔や体の輪郭がぼやけてくる、というのは本当で、ふと、ガラスや鏡に映った自分の顔が元気無さそうに見え始める。 それで、アイラインを少し入れてみると、いくらかはマシになる。 娘におしえてもらいな…

スピーチバルーン (大瀧詠一)

雨を降らせながら、春が近づいてくる。 ゆっくりと嬉しそうに、花がほころび鳥が囀る。 細いかげは人文字… ほんわりと白い陽光の中を運転しながら、大瀧詠一の『スピーチバルーン』を口遊む。 君は春の客船 冬の港見てるだけ… 言いそびれた白抜きの言葉が、…

この世で一番キレイなもの(早川義夫)

いつの時代から「正直」だけで生きていけなくなったのだろう。 利便性のある嘘は、暗黙の了解で世の中にたくさんある。 建前の決め事は、守られるために作られていない。 見えないフリ。聞こえないフリ。 強いものには巻かれるか吠え返すか。 弱いものには関…

ひとり紅白歌合戦2013 (桑田佳祐)

サザンオールスターズのライブチケットをエントリーして、結果待ちの日々。 車の中で『第二回ひとり紅白歌合戦』のDVDを観ている。 ひとり紅白歌合戦は、桑田佳祐がAAAのため開催しているライブで、昨年第三回で最後となった。昭和歌謡を中心に最近の曲まで…

そっとおやすみ (布施明)

娘が観ている音楽番組を何気なく見ていたら、突然、布施明が出てきた。 松崎しげると一緒に『君は薔薇より美しい』を歌っていて、二人の歌唱力に圧倒されながら、早く早くと慌てて出窓に置いてある母の写真を取りに行く。 母は昔から布施明が大好きで、テレ…

股旅 (奥田民生)

何年経っても手離したくないアルバムがいくつかある。 そのうちの一つが、奥田民生の『股旅』。 日々の生活から離れて旅をするのは、人の憧れ。 見たいもの、聞きたいこと、感じたいもの、食べたいもの、逢いたい人、喋りたい、体験したい憧れ。 道祖神の招…

世界の果てまで ( 山下達郎 )

少しずつ気温が下がっていく。 あんなに暑かった日々が嘘のように、長袖を着て靴下を履く。 きっともうすぐ、木々は紅葉して渡り鳥もやってくる。 そんな季節になると、山下達郎が聴きたくなる。 たくさんの曲があるけれど、『世界の果てまで』が一番好き。 …

ドラマで始まる恋なのに(サザンオールスターズ)

秋になると聴きたくなる曲の一つに、サザンの『ドラマで始まる恋なのに』がある。 これは、1996年に発売された12枚目のオリジナルアルバム『Young Love』に収録されている。 その後、なぜか『バラッド』などのベストアルバムにも収録されず、ライブでもたぶ…

アンコール( 斉藤和義 )

晴天続きの酷暑が、少ーし緩まったら、今度は連日の大雨。 日本各地で、豪雨や地震、土砂災害が続く。 被災した人達のことを思えば、やっぱり気持ちが沈む。遠い空の向こうを案じていたら、自分のスマホがけたたましく緊急速報を知らせる。 他人事じゃないね…

Segundo Trio Esperanca (Trio Esperanca)

十年ほど前だったか、まだネットでの交流が新鮮だった頃。 ある「掲示板」で色々な方とお話しさせてもらっていた。 経営者さん、お医者さん、物理研究者さんなど、職種も年齢もバラバラな方達が、音楽、映画、スポーツ、暮らし…それぞれの日々の一部を共有す…

九月

なんとなく涼しい。そう感じたら今朝は気温が27度。 夏の終わりはいつでも… 気がつくと、原由子の『恋はご多忙申し上げます』を歌っていた。 秋が恋をせつなくすれば… まだまだ、桑田佳祐の曲には意外に「秋」が多い。 九月は、自分が生まれた月。 そして、…

おしゃれな女( Sight of my court) (原由子)

原由子のオリジナルアルバムは6枚。だと思う。 その中で、一番好きな曲を敢えて挙げるなら『おしゃれな女』かなと…。 『しっかり John-G』も、『花咲く旅路』も、『ヨコハマ・モガ』も『My Baby Shine on Me』も大好きなんだけど、やっぱり『おしゃれな女』…

KAZUYOSHI SAITO LIVE TOUR 2018 (斉藤和義)

『KAZUYOSHI SAITO LIVE TOUR 2018』に行ってきた。 斉藤和義のライブを観るのはまだ2回目。 前回は弾き語りで、今回はバンド。 それぞれに良くて、両方観れて嬉しい。 それにしても、観客は殆ど四十代以上。( 年齢は勝手な推測 ) 私にはそれが不思議に感じ…