not too late

音楽と本と映画と日々⑅︎◡̈︎*

元気を出して(Lisa Halim feat. Micro from DefTech)

三日後に海外旅行へ発つ娘が、大きなスーツケースに少しずつ荷物を入れている。 ふと、スマホを出して、 「これ、カバーなんだけどとてもいい曲」 と、聴かせてくれる。 Lisa Halim と、デフテックMicroの、優しい波のような歌。 涙など見せない強気なあなた…

歩いて帰ろう(斉藤和義)

今年度は、なんだか仕事時間が増えている。 それに合わせて、生活時間が不規則になっている。 そして朝起きて夜寝るまで、時計ばかり見て、時間の計算ばかりしている。 空いた時間に美容院へ行き、帰りに寄り道をした。 懐かしい大学構内を日傘をさしてユラ…

South Of The Border (南佳孝)

ようやく梅雨らしい天候になった。 降り続く雨が少しあがったら、鳥が急いて鳴き始め、蝉も負けじと音を立てる。 暦ではもう夏だけど、本格的な暑さはまだまだこれから。 夏が来る。 そう感じたら、皆それぞれに聴きたい曲を思い浮かべるんじゃないかな。 私…

残花亭日暦 (田辺聖子)

少し遠出のドライブを楽しみにしていたら、当日は朝から大雨。 それでも、たまのお休みなのにと目的地を変えて出かけた。 その図書館は、山の中の小さな駅に連結している。 TSUTAYAとスタバも入っていて、椅子もテーブルもたくさんある。 好きな本を、好きな…

夢で逢ってるから (DREAMS COME TRUE)

先日、娘と二人で鎌倉へ遊びに出かけた。 鎌倉へは、まだ三度目の初心者旅。 駅を出て大勢の観光客から離れ、以前おしえてもらった"sahan"というカフェに歩く。 外の雑踏とは別世界のゆったりとした店内で、やさしいランチをいただく。 それから江ノ電に乗り…

斉藤和義 弾き語りツアー 2019

斉藤和義はなぜカッコいいんだろう、と改めて思う。 色んな"カッコいい"があるんだけど、この人の不思議。 一昨年のライブは弾き語り。昨年はバンド。そして今年は弾き語り。 その間に、中村達也とのユニットMANNISH BOYS の活動。 ドラマの主題歌、映画の主…

サザンオールスターズLIVE TOUR 2019

8会場にエントリーしたら、1会場に当選した。 娘と同行二人片道5時間、電車に揺られ人に押され行列に並び取るもの手につかず。 漸く会場に入れたら、女子お手洗いの長い長い列。 あーもうライブはこれを最後にしようかしら…なんて弱気になる。 済ませて手を…

愛がなんだ (角田光代)

読みながら家事をしながら、読みながらごはんを食べながら、また次を読みたくなる。 文章もすらすらと読みやすく、合間合間の情景描写や食べ物描写が、たまの息苦しさを緩和してくれる。 人を好きになるってこういうことじゃないかな。と、思う。 この主人公…

人にやさしく (THE BLUE HEARTS)

友達4人で食事をしていたら、一人が最近またブルーハーツを聴いてると言う。 朝の出勤時の車の中は大音量よ、と笑う。 えー。彼女がブルーハーツを聴くとは知らなかった。嬉しい。 他の二人は、キョトンとしている。ブルーハーツを知らないのだって。これも…

デ・ジャ・ヴー (南佳孝)

今年の春は、なかなか暖かくならない。 家の中では、いつまでもウールのセーターを手放せない。 桜は満開を終えてハラハラと散り始めた。家の庭も車も淡いピンク色に埋まる。 つい先日まで、なんとなく気持ちが上がらなかった。 この季節は"木の芽立ち"とか"…

Oh! クラウディア (サザンオールスターズ)

数年前までは、アイラインを引かなかった。 歳を取ると顔や体の輪郭がぼやけてくる、というのは本当で、ふと、ガラスや鏡に映った自分の顔が元気無さそうに見え始める。 それで、アイラインを少し入れてみると、いくらかはマシになる。 娘におしえてもらいな…

スピーチバルーン (大瀧詠一)

雨を降らせながら、春が近づいてくる。 ゆっくりと嬉しそうに、花がほころび鳥が囀る。 細いかげは人文字… ほんわりと白い陽光の中を運転しながら、大瀧詠一の『スピーチバルーン』を口遊む。 君は春の客船 冬の港見てるだけ… 言いそびれた白抜きの言葉が、…

心に響く言葉、との出合い

好きな雑誌の一つ、&Premium の4月号は『心に響く言葉、との出合い』。 買って帰ってテーブルに置いていたら、娘が見つけて開いていた。 「おかあさん、こういうの、好きよねー」 と、笑う。 そうかもしれない。 言葉に心打たれたり、言葉で突然泣けたり、言…

この世で一番キレイなもの(早川義夫)

いつの時代から「正直」だけで生きていけなくなったのだろう。 利便性のある嘘は、暗黙の了解で世の中にたくさんある。 建前の決め事は、守られるために作られていない。 見えないフリ。聞こえないフリ。 強いものには巻かれるか吠え返すか。 弱いものには関…

一切なりゆき (樹木希林)

本屋の中を歩いていると、樹木希林さんの言葉を集めたものが出ていた。 先日お亡くなりになったのに、早いなぁと思う。 いろんなメディアが彼女の言葉を取り上げ、それは様々な人たちの胸を打ち夫々の人生を顧みるきっかけとなった。 私は意地悪なのだろう。…

キオミ (内田春菊)

山田詠美の話をしたら、その人が、内田春菊の『キオミ』をおしえてくれた。 早速、買って読んでみた。 なんだろう。そこに書かれている頃の感覚を覚えているようないないような。 読み終えて、おしえてくれた人とまた話したら、彼はこの本を二十年以上前に読…

使い分け

いつも読ませていただいているブログに、SNSやブログの使い分けの話があった。 その方によれば、ブログはライブラリー、Facebookは社交場、Twitterは刹那。 だそうだ。 「そうした使い分けが、僕の書きたいことのバランスを取ってくれる。」 書くことが仕事…

120%COOOL (山田詠美)

休日の朝、一人で山田詠美の『120%COOOL』を読む。 止まず湧き出てくる美しい言葉にため息が漏れる。 お昼は友人に誘われてランチ。 経済や歴史を好きな彼女が、最近読んだ本の話を聞かせてくれる。 「貴女は最近何を読んでるの」 と訊かれて、120%COOOLと答…

ひとり紅白歌合戦2013 (桑田佳祐)

サザンオールスターズのライブチケットをエントリーして、結果待ちの日々。 車の中で『第二回ひとり紅白歌合戦』のDVDを観ている。 ひとり紅白歌合戦は、桑田佳祐がAAAのため開催しているライブで、昨年第三回で最後となった。昭和歌謡を中心に最近の曲まで…

でーれーガールズ (原田マハ)

年末年始は、皆の笑い声やお喋りをBGMに、ただただ動いてやるべきことをする。 私も皆とのんびり遊んでいたいけど、なかなかそうはいかない。 今年はいつになく、不穏な出来事もあり、気持ちに少し傷が出来た。 そんなお正月三が日が終わり、ようやく一人に…

ボヘミアン・ラプソディ

昨年末、友人に誘われて、映画『ボヘミアン・ラプソディ』を観た。 そのとき彼女はすでに2度目で、翌週また一人で3度目を観に劇場へ出かけたらしい。 実を言えば、私はクイーンをあまり聴いたことがなかった。だから、クイーンへの愛着とか曲の知識も無くこ…

今年の漢字

私は「抱」です。 悲しみを抱いて、苦しさを抱いて、愛おしさを抱いて。 可愛さを抱いて、悔いを抱いて、沈黙を抱いて。 抱いて、抱いて、抱いて。 四月には、父を抱きしめた。 子どもの頃から、父に抱かれた記憶はなく手を繋いだのもほんの数回。 逝く父を…

そっとおやすみ (布施明)

娘が観ている音楽番組を何気なく見ていたら、突然、布施明が出てきた。 松崎しげると一緒に『君は薔薇より美しい』を歌っていて、二人の歌唱力に圧倒されながら、早く早くと慌てて出窓に置いてある母の写真を取る。 母は昔から布施明が大好きで、テレビに出…

IN/SECTS magazine

冬の寒さは好きじゃないので、師走に入ってもなんとなく緩い気候はありがたい。 日々の反省は、午前中の時間の使い方。 6時に起きて、8時過ぎには家族を送り出す。その間に、食事を作り、食べた食器を洗い洗濯機のスイッチも入れる。 一人になったそこからが…

Falling in love

街の中は、もうクリスマス。 広場には大きなツリー。流れる音楽もディスプレイも、季節を急かす。 まだ早いでしょと横目で見ながら、そんな光景を見るといくつかの映画を思い出す。 その中の一つが、ロバート・デニーロとメリル・ストリープの『恋におちて』…

日本の女(向田邦子)

先日、初めて"焼き鳥屋"へ行った。 夜に仕事を持っていると、夜に出かけられない。 なんとなく出難く、しかもお酒を飲まないので余計に機会も無い。 だから、焼き鳥屋も初めて。 そのカウンター席で、黒い厚みのある角皿に焼きたてを置いてくれる。 熱い熱い…

股旅 (奥田民生)

何年経っても手離したくないアルバムがいくつかある。 そのうちの一つが、奥田民生の『股旅』。 日々の生活から離れて旅をするのは、人の憧れ。 見たいもの、聞きたいこと、感じたいもの、食べたいもの、逢いたい人、喋りたい、体験したい憧れ。 道祖神の招…

4 Unique Girls

山田詠美の小説はいくつか読んでいても、エッセイはあまり読んだことがない。 『4 Unique Girls』は、ある女性誌の巻頭連載エッセイをまとめたもの。 こんな形で"山田詠美ソウル"を堪能できるなんて思わなかった。しかも、この年齢になったそのアタマの中を…

世界の果てまで ( 山下達郎 )

少しずつ気温が下がっていく。 あんなに暑かった日々が嘘のように、長袖を着て靴下を履く。 きっともうすぐ、木々は紅葉して渡り鳥もやってくる。 そんな季節になると、山下達郎が聴きたくなる。 たくさんの曲があるけれど、『世界の果てまで』が一番好き。 …

サヨナラ、学校化社会 (上野千鶴子)

もう二十五年間同じ仕事をしているけれど、やりながらいつも疑問ばかり感じている。 仕事の時の自分の言動が、自分の考え方に合っていないのがわかる。 それでも、決められた社会のルールに乗らなければ仕事の目的が果たせないので、違和感との折り合いをつ…