not too late

音楽と本と映画と日々⑅︎◡̈︎*

IN/SECTS magazine

冬の寒さは好きじゃないので、師走に入ってもなんとなく緩い気候はありがたい。 日々の反省は、午前中の時間の使い方。 6時に起きて、8時過ぎには家族を送り出す。その間に、食事を作り、食べた食器を洗い洗濯機のスイッチも入れる。 一人になったそこからが…

Falling in love

街の中は、もうクリスマス。 広場には大きなツリー。流れる音楽もディスプレイも、季節を急かす。 まだ早いでしょと横目で見ながら、そんな光景を見るといくつかの映画を思い出す。 その中の一つが、ロバート・デニーロとメリル・ストリープの『恋におちて』…

日本の女(向田邦子)

先日、初めて"焼き鳥屋"へ行った。 夜に仕事を持っていると、夜に出かけられない。 なんとなく出難く、しかもお酒を飲まないので余計に機会も無い。 だから、焼き鳥屋も初めて。 そのカウンター席で、黒い厚みのある角皿に焼きたてを置いてくれる。 熱い熱い…

股旅 (奥田民生)

何年経っても手離したくないアルバムがいくつかある。 そのうちの一つが、奥田民生の『股旅』。 日々の生活から離れて旅をするのは、人の憧れ。 見たいもの、聞きたいこと、感じたいもの、食べたいもの、逢いたい人、喋りたい、体験したい憧れ。 道祖神の招…

4 Unique Girls

山田詠美の小説はいくつか読んでいても、エッセイはあまり読んだことがない。 『4 Unique Girls』は、ある女性誌の巻頭連載エッセイをまとめたもの。 こんな形で"山田詠美ソウル"を堪能できるなんて思わなかった。しかも、この年齢になったそのアタマの中を…

世界の果てまで ( 山下達郎 )

少しずつ気温が下がっていく。 あんなに暑かった日々が嘘のように、長袖を着て靴下を履く。 きっともうすぐ、木々は紅葉して渡り鳥もやってくる。 そんな季節になると、山下達郎が聴きたくなる。 たくさんの曲があるけれど、『世界の果てまで』が一番好き。 …

サヨナラ、学校化社会 (上野千鶴子)

もう二十五年間同じ仕事をしているけれど、やりながらいつも疑問ばかり感じている。 仕事の時の自分の言動が、自分の考え方に合っていないのがわかる。 それでも、決められた社会のルールに乗らなければ仕事の目的が果たせないので、違和感との折り合いをつ…

ドラマで始まる恋なのに(サザンオールスターズ)

秋になると聴きたくなる曲の一つに、サザンの『ドラマで始まる恋なのに』がある。 これは、1996年に発売された12枚目のオリジナルアルバム『Young Love』に収録されている。 その後、なぜか『バラッド』などのベストアルバムにも収録されず、ライブでもたぶ…

あん

映画『あん』を観た。 ずっと気になっていたのに、先延ばしにしていたら、主役の樹木希林さんが亡くなってしまった。 なんて、さみしい。 この作品は、襟を正して観たいものだった。 「生きる」ということ、「自由」ということ。 「せつない」とか、「嬉しい…

ブエナ・ビスタ・ソシアル・クラブ☆アディオス

前作から、もう18年も経っていたんだ。 二作目で最後の作品になるらしい『ブエナ・ビスタ・ソシアル・クラブ☆アディオス』を、ようやく観ることができた。 キューバの歴史、自然、音楽。 イブライム・フェレール、オマーラ・ポルトゥオンド、コンパイ・セグ…

アンコール( 斉藤和義 )

晴天続きの酷暑が、少ーし緩まったら、今度は連日の大雨。 日本各地で、豪雨や地震、土砂災害が続く。 被災した人達のことを思えば、やっぱり気持ちが沈む。遠い空の向こうを案じていたら、自分のスマホがけたたましく緊急速報を知らせる。 他人事じゃないね…

Segundo Trio Esperanca (Trio Esperanca)

十年ほど前だったか、まだネットでの交流が新鮮だった頃。 ある「掲示板」で色々な方とお話しさせてもらっていた。 経営者さん、お医者さん、物理研究者さんなど、職種も年齢もバラバラな方達が、音楽、映画、スポーツ、暮らし…それぞれの日々の一部を共有す…

九月

なんとなく涼しい。そう感じたら今朝は気温が27度。 夏の終わりはいつでも… 気がつくと、原由子の『恋はご多忙申し上げます』を歌っていた。 秋が恋をせつなくすれば… まだまだ、桑田佳祐の曲には意外に「秋」が多い。 九月は、自分が生まれた月。 そして、…

かんがえる子ども (安野光雅)

ランドセル商戦がピークだそうだ。 GPS付きや、端末タブレット収納機能。2011年度から実施された「脱ゆとり教育」による教科書や教科の増加で、ランドセルも大型化しているらしい。 詰め込み教育から、ゆとり教育、やっぱり脱ゆとり。 なんだかなぁ…と思って…

日本の小さな本屋さん (和氣正幸)

前回の記事に書いた"読みたい本が見つかる小さな本屋さん"が、大きな本屋に並べられた『日本の小さな本屋さん』の中に掲載されていた。 和氣正幸さんというライターが、小さな本屋の魅力を伝える「BOOKSHOP LOVER」という活動の一つとして発行した本。 全国…

必要な言葉 ( 谷川俊太郎 )

四年ほど前、本屋で読みたい本が探せなくなっていた。 探せないというか、見つけられない。 何かは読みたいのに、どれを見ても買って帰ろうと思えない。 家にも、読んでいない本がいくつかあるので、それを開いてみるのだけど、どうも興味がわかない。 そし…

パンプルムース!( 江國香織 文 いわさきちひろ 絵)

好きな本屋さんで、『パンプルムース!』という素敵な本を見つけた。 いわさきちひろの絵と、江國香織の文。 すみれ あなたにもおばあちゃんがいる? よのなかには たくさんおばあちゃんがいるものね 私には、四人のおばあちゃんがいた。 父の実母と養母、母…

マディソン郡の橋 (ロバート・ジェームズ・ウォラー)

何年も前にこの映画を観て、その後、原作を読んだ。 原作は映画より静かで強烈だった。 ふたりのことは事実だから、取材すればもっと色んなことが明らかになるだろう。 でも、どんなに詳細が分かってもお互いの心の中は計り知れない。 ただ、ちょっと感じた…

西日本豪雨

私の暮らす県は、全国でも災害が少ないことで知られている。 2011年の東日本大震災で被災された方も、多く移住して来られた。 降水確率も低く、晴れの日が多い。 だから、大雨警報が出ても、避難勧告が避難指示に変わっても、漠然とした恐怖感だけで、どうす…

アイネクライネナハトムジーク( 伊坂幸太郎 )

本屋の平置きで目にしたタイトル。アイネクライネナハトムジークって、曲名だよねぇ…モーツァルトだったか。でも、斉藤和義にもアイネクライネという曲がある。 あとがきを読んで、この小説は、伊坂幸太郎が斉藤和義のファンであることが執筆のきっかけと書…

おしゃれな女( Sight of my court) (原由子)

原由子のオリジナルアルバムは6枚。だと思う。 その中で、一番好きな曲を敢えて挙げるなら『おしゃれな女』かなと…。 『しっかり John-G』も、『花咲く旅路』も、『ヨコハマ・モガ』も『My Baby Shine on Me』も大好きなんだけど、やっぱり『おしゃれな女』…

人生エロエロ(みうらじゅん)

みうらじゅんの著書は、『どうして人はキスしたくなるんだろう⁈』以来二冊目。 これは、エロエロに関するエッセイで、一つひとつの始まりに 「人生の3分の2はいやらしいことを考えてきた」 という前置きがあり、そこから話が広がる。 たぶん、人は皆こころ…

7日間で自己肯定感をあげる方法 ( 根本裕幸 )

たまたま娘と休日が同じになったので、二人で少し遠出をしてみた。 とは言っても、特急電車で40分。小さな町の駅に新しく出来た図書館。 狭いながらもスタバとTSUTAYAが入って居心地がいい。 カフェラテやシトラスティーをちびちび飲みながら、4時間半で4冊…

モリのいる場所

初めの映像を見ながら、どんな山奥に暮らしているのかと思っていると、住宅地の一角だった。 『モリのいる場所』は、画家の熊谷守一の晩年の"ある一日"を描いた作品。 有名な人を題材にしている映画なので、その"生涯"がテーマになりそうだけれど、違ってい…

苦味( ビター )を少々 399のアフォリズム( 田辺聖子 )

アフォリズム( aphorism )を日本語にすると、格言とか名言。 三省堂 大辞林によれば、「簡潔な表現で人生・社会などの機微をうまく言い表した言葉や文。」となる。 この本は、田辺聖子の著書から、399個のアフォリズムを集めたもの。 偉人、著名人、作家など…

この世でいちばん大事な「カネ」の話 (西原理恵子)

こんな歳になって、ようやく「お金」に向き合い始めた。 母は、十五歳で故郷を離れ、海千山千。沢山の苦労を乗り越えてきた強い人。 その母に私はいつも 「あんたは欲が無い」 と、嘆かれ、叱咤され呆れられ守られてきたのだと思う。 亡くなる数日前、 「こ…

KAZUYOSHI SAITO LIVE TOUR 2018 (斉藤和義)

『KAZUYOSHI SAITO LIVE TOUR 2018』に行ってきた。 斉藤和義のライブを観るのはまだ2回目。 前回は弾き語りで、今回はバンド。 それぞれに良くて、両方観れて嬉しい。 それにしても、観客は殆ど四十代以上。( 年齢は勝手な推測 ) 私にはそれが不思議に感じ…

Melody Fair ( Bee Gees)

五月が来るたび思い出す映画がある。 それは遠いとおい昔に観た『小さな恋のメロディー』 そして、その映画を思い出すたび聞きたくなるビー・ジーズの『メロディ・フェア』 1971年の上映だから、知る人もあまりいなくなったかもしれない。 父と二人で映画館…

フランス人が「小さなバッグ」で出かける理由(デブラ・オリヴィエ)

バッグを替えた。私の場合、バッグはブランドにこだわりが無く、一目惚れで買う。 今回買ったものは、好きなスタイリストさんのプロデュースで、岡山の革職人さんが作ったもの。MINI BOOK BAG という名の通り、小ぶりで使い勝手良く美しい佇まいが嬉しい。 …

Toes (Zac Brown Band)

何処にいても、聞こえてくる音楽をアプリで認識できるのはありがたい。 いいなと思ったら、すぐにタイトルとアーティストがわかる。 つい先日も、それでこの曲を知った。 今日は朝から雨。 皆が出払って一人コーヒーを淹れて、Zac Brown Band を聴く。 色ん…